ミャンマー 会計と経済成長
こんにちは。
大学でミャンマーについて勉強していて、かつ簿記2級の勉強をしている私にとって興味深いニュースをみつけました。
以下、日本商工会議所ホームページより引用
日本商工会議所は、ミャンマー商工会議所連合会やミャンマー進出日本企業で構成するミャンマー日本商工会議所、日本ミャンマー協会、JICA(国際協力機構)等とともに10月31日にヤンゴンにて簿記啓発セミナーを開催し、ミャンマーの企業・教育・政府関係者等約120名を含む約200名の参加がありました。
アジア最後のフロンティアと言われるミャンマー。
最近はスーチー氏率いるNLDが総選挙で勝利し話題になっていますが、課題は山積みです。その中の一つが、軍部による富の独占ですね。
当然、軍部の力の強さが成せる技であるとは思います。
例えば、憲法改正には議会の2/3の賛成が必要にも関わらず、選挙以前に軍部関係者の議席が1/3確保されているという状況があります。
多くのミャンマー国民は貧しく苦しんでいる中、ミャンマーの富裕層はロシアから最新の戦闘機を19機買ったというニュースもありました。
つまり、富を貧しい人々のために使うのではなく、貧しい人々を押さえつけるために使う。
そういった腐敗した状況がミャンマーには蔓延しているのです。
今回の商工会議所の取り組みは面白いと思います。ミャンマーのような新興国では当然教育レベルが先進国と比べ低く、会計がわかるという人材も少ないでしょう。
会計がわかる人材が少ないということは、不正会計に気づける人も少ないということ。
政府や企業を監視できる知識、見識を持った人材を増やしていく活動は、ミャンマーが今後発展していくために必要なことなのではないでしょうか。
今後のミャンマーの動向に目が離せません。