就活について考える。
こんにちは。
寒いですね。大学4年生の私は今年就活をしました。
今年の就活は、昨年と大きく違う”8月解禁”というスケジュールの変更があったことは多くの人が知っていると思います。
学生として実際に就活してみてどうだったかというと
特に大きな影響はなかったように思います。
真夏のリクルートスーツは暑かった、くらいですかね。
もちろんこれは私の主観であり、スケジュールが変わったことによって、苦しんだり思い悩んだ人もいると思います。
4月→8月になったことで後ろにずれ込んだこと以上に、”変わった”ことで、どうなるか分からない不安に駆られることはありました。
実際、多くの上場企業で8月以前の内定出し、囲い込みが行われていましたので、経団連の言うように、のんきに勉強して8月から本気だそうと思っていると痛い目をみたかもしれません。
ただ、例年と同じように優秀な人やきちんと準備をした人は内定をもらい、情報に踊らされ中身のない就職活動をしていた人はなかなか内定がもらえず苦しんだのではないでしょうか。
どちらかと言えば、苦労したのは企業側であったのかもしれません。
というのも
①例年以上に内定を出した学生を採用できるかわからないこと。
友人の多くはたくさんの内定を有しながら就職活動を続けていました。
実際に私が入社予定の会社でも、8月1日の内定者の集まり(8月以前に内定を出し終えている)と、10月1日の内定式とを比べると、内定者が数十人減っていました。
”採用”という極めて重要な選択で、読めないことが多いのは企業にとってデメリットでしかなかったのではないでしょうか。
②繁忙期のズレ
新卒一括採用が行われる日本の企業にとって、毎年のことである新卒採用の時期がズレるのは厄介だったのではないでしょうか。
③同業他社との牽制のし合い
私の父は上場企業で採用を担当していますが、倫理憲章を守り8月1日から採用を始めたところ、例年に比べ優秀な学生が少なかったと言っていました。当然、父の主観ではありますが、同業他社がフライングで優秀な学生を採用したのかもしれません。
また、ある企業の説明会では、同業他社が動いたら動くという発言を耳にしました。お互いに牽制し合いながら、採用活動をする必要があるため、企業にとってよいものではなかったのではないでしょうか。
最後に
来年は6月解禁だそうですね。
4月と8月の間で6月なんでしょうか。何度も”変わる”不安を学生に味あわせないでほしいものです。
来年の就活生は、きちんと準備をして第一志望の企業から内定がもらえるといいですね。